お得な定期購読について 中国とメコン川(中国国境内ではランチャン川)を共有する一部の国の農民と漁民、特にタイの漁民は中国国内を流れるメコン川の上流に建設された4ヵ所のダムに対し、猛烈な批判を行ってい … メコン川異常渇水と中国のダム建設 今後問題化する水資源争奪戦 2010-03-09 22:50:10 | 国際情勢 (2月1日 タイ北部のチェンセーン近郊“ゴールデントライアングル”観光の際に撮影した大河メコン 右岸がラオス、左岸がミャンマー、撮影地点はタイです。 メコン川で複数の水力発電ダムの建設計画が進んでいる。流域の農業や漁業はどうなるのか。開発への期待と不安が入り交じる、住民たちの声を聞いた。, メコン川はチベット高原に源を発し、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムをおよそ4200キロにわたって流れ、南シナ海に注ぐ。東南アジアで最長、アジア全体でも7番目に長い川だが、流域の住民にとって最も重要なのは、ここほど水産資源が豊富な川はほかにないということだ。  カンボジアとラオスは人口1人当たりの淡水魚の漁獲量が世界で最も多い。流域の村々で食べ物といえば、魚を指すほどだ。メコン川には知られているだけで500種以上の魚が生息し、干ばつのときも大洪水のときも、さらにはカンボジアのポル・ポト政権下での大虐殺時代にも、何百万もの人々の生活を支えてきた。, 一方で、メコン川は長年、ダム開発の好適地としても注目されてきた。1960年代には、米国が下流部に水力発電ダムを建設しようとした。この地域の経済を成長させ、ベトナムで高まる共産主義の波を阻止するのが目的だったが、計画が足踏みしているうちにベトナム戦争が始まった。90年代に入り、メコン川本流に初めてダムを建設したのは、東南アジアの国ではなく、最も上流に位置する中国だった。, 上流のダムで放流が始まると、村が冠水するおそれがある。中国政府は下流の国々に前もって警告することになっている。だが、タイ北部のメコン川西岸に位置する小さな村バン・パク・イン村の村長プーミー・ブントンの経験では、警告は遅過ぎるか、何も出されないことが多い。, 数百人が暮らすこの村には、コンクリートブロックで造られた住居が点在している。20年前には村長のブントンも、多くの村人と同じく漁業で生計を立てていた。しかし、中国が上流に一つ、また一つとダムを建設し、合計7基が完成するとメコン川は一変。水位が急激に変化するようになり、魚の回遊と産卵に影響を及ぼした。地元の産卵域は守ったものの、村の全員に行き渡るほどの漁獲量は確保できなくなった。, ここ数年、ブントンをはじめ多くの村人が漁に使っていたボートを売り払い、トウモロコシやタバコ、豆の栽培を始めた。畑仕事は彼らにとっては不慣れな仕事で、収穫がなかなか安定しない。そこに頻発する洪水が追い打ちをかける。, この村はいわば、メコン川流域の今後の姿を暗示する。中国ではさらに5基のダムの建設が進んでいる。下流のラオスとカンボジアでも、計画中か建設中の大規模なダムが11基あり、これまでダムがなかったメコン川本流の下流部もせき止められることになる。そうなれば魚の繁殖が阻害され、漁獲量が減って、6000万人が影響を受けると推定されている。, ダム開発に伴う住民移転や環境破壊の問題は、これまで日本にもありました。ただ、メコン川が6000万人の食生活を支えていることを考えると、そこでのダム開発は、日本の河川にダムを造る場合と比べて、はるかに大きな影響を人々の生活に及ぼしそうです。最終的には流域諸国が解決するしかない問題ではありますが、これまで同じような経験をしてきた日本にも、何かできることはないのでしょうか。ラオスやカンボジアから電気を買うタイとベトナムは、日本の大都市の姿とも重なって見えます。エネルギー問題を抱えた日本人は、メコン川の事例からどんなことを学べるのでしょうか。(編集T.F), この号を買う(amazon) メコン川は5カ国を通過するが、その下流域は世界にわずかに残されたダムがない川の一つだった。しかし、水力発電ブームは、気候変動に起因する極端な気象パターンと相まって水路を根本的に変えている。 6000万人が暮らすメコン川流域の異変と中国ダム今回は東南アジアのメコン川流域の水位異変と中国ダムについての話題です。この川はチベットの源流から東南アジアの北、中国雲南省を通り、ミャンマー、ラオス、タイの国境沿いを流れカンボジアからベトナム メコン・ウォッチは、東南アジアのメコン河(メコン川)流域の開発や経済協力が、地域の自然資源を生活の糧としている流域の人々の生活を脅かさないように、調査研究や開発機関への働きかけを主な活動として1993年に設立されたngoです。 東南アジア諸国を流れるメコン川が近年、記録的な低水位を記録し、周辺地域の農業や漁業が危機的な状況に陥っている。アメリカは中国が建設した巨大ダムが原因だと主張するが、中国側はこの訴えを否定。アジアの大河で勃発した米中対立の新たな火種を香港紙が追った。 メコン川のダム建設問題についての記事を掲載します。 2014年の「ホーチミン宣言」で強調した「ダム建設などによる川の生態系への影響を最小化」といった文言が今回の共同宣言では消えたとのことです。ダム … 【原因は中国のダムか異常気象か?】 東南アジアの大河、メコン川の水位が過去20年で最低を記録し、農漁業への被害が深刻化していることは、3月9日ブログ「メコン川異常渇水と中国のダム建設 今後問題化する水資源争奪戦」 メコン川が注ぎ込むカンボジアのトンレサップ湖で沐浴をする仏教僧Photo: Sergey Ponomarev / The New York Times, ラオスのメコン川流域の村で漁業を手伝う少年Photo: Jonathan Saruk / Getty Images, 東南アジア諸国を流れるメコン川が近年、記録的な低水位を記録し、周辺地域の農業や漁業が危機的な状況に陥っている。アメリカは中国が建設した巨大ダムが原因だと主張するが、中国側はこの訴えを否定。アジアの大河で勃発した米中対立の新たな火種を香港紙が追った。, つまり、雨季に洪水が起きるのは自然の摂理で、逆に水をためて乾季に放出するのはその調和を崩す行為なのだ。魚やその他の水生動物は乾期にメコン川上流と支流を目指し、産卵・繁殖する。上流のダムが雨季に水をせき止めると下流の水量が減り、魚の成長サイクルが崩れて湿地帯への水の流れも止まる。結果的に、人も環境も多大な悪影響を被る。, メコン川流域で水およびエネルギー管理に取り組む企業「環境資源とエネルギーシステムのオーストラリア・メコン・パートナーシップ(AMPERES)」とフィンランドのアールト大学の共同研究も、中国のダムが干ばつを緩和し、洪水発生を防いでいるという清華大学の主張にはエビデンスが不足していると結論づける。. 全長約4800キロのメコン川は世界最大の淡水漁場で、アマゾン川(Amazon River)に次ぐ生物多様性を誇り、流域に暮らす約6000万人の胃袋を支えている。 メコン川の支流の水位は歴史的な低さを記録するでしょう」 独ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学の研究者セバスチャン・ビバも、メコン川の干ばつには気候変動などの環境的要因が影響してはいるものの、問題を悪化させているのは中国のダムだと話す。 スマホ・タブレットで楽しむ, Q:世界保健機関(WHO)は2017年にヘビによる咬傷を「顧みられない熱帯病」リストに加えましたが、同じくリストに入っている病気は次のうちどれでしょう。. タイ東北部のウボンラチャタニ県を流れるメコン河の支流、ムン川河口近くに建設された、水力発電を主な目的とするダムです。発電能力は136メガワットで、大型デパート5軒分の電力をまかなう程度の規模です。しかし、実際には乾季の水不足や雨季のメコン河からムン川への逆流で計画発電量の半分以下しか発電できていません。 その一方で、ダムによって影響を受けた人たちは、完成後から現在も困難な生活を続いています。メコン河の魚は季節ごとに各支流に移動し産卵などを行います。ダムはメコ … 表2 メコン川におけるダム ... 川と類似の問題を呈している河川がいくつかある。例えば,四国の銅山川は, 水利科学 No.336 2014 102. メコンの下流に位置する国々を顧みない中国の姿勢を、メコン川委員会の他国は非難し、ダム建設の中止を求めたが、空振りに終わった。最初の中国のダム建設以降、水位は低下し、捕らえられた魚は小さく、漁獲量は4分の1に減少した。 ところが近年、中国が自国領内のメコン川に複数のダムを建設し、電力需要に応じた計画発電やダムの貯水量の調整のために大量の放水を実施し� もくじ • メコン川とは!? • 上流環境問題 • ダムのデメリット • ダムのメリットへの疑問 • まとめ. All rights reserved. メコン川にダムは必要か!? 大家隆行 栗原崇 東海林達弘 坪根史佳 福田裕司 深山敬大 塩田洋平. ダム開発に伴う住民移転や環境破壊の問題は、これまで日本にもありました。ただ、メコン川が6000万人の食生活を支えていることを考えると、そこでのダム開発は、日本の河川にダムを造る場合と比べて、はるかに大きな影響を人々の生活に及ぼしそうです。 ©2020 KODANSHA CO.,LTD.
2020 メコン川 ダム 問題